2024年から見たパチンコ・パチスロの今と昔

2024年7月24日

みなさん、おはようございます!

最近、またパチスロを打つようになって、昔とずいぶん変わったなぁと思うことがよくあります。

わたしがよくパチンコ屋に行っていたのは2003年~2004年(平成15年~16年)ごろで、今から約20年前のことです。「10年ひと昔」といいますが、もう「ふた昔」になるんですね。

最近になってスロットを打ちに行こうとパチンコ屋を調べてみたときには、近所にあった店舗は軒並み閉店してしまっていたし、つい先日も1店舗閉店したようです。

はてさて、パチンコ業界はいったいどういう状況なのでしょうか?

全国のパチンコ店は20年で約半減

まず、全国のパチンコ店の数については、1995年の18,244件をピークに年々減少してきているようです。

全国遊技場店舗数及び機械台数(警察庁発表)

2004年には全国に15,617件あったパチンコ店が、2022年には7,665件と約半減しています。

2004年頃、わたしの地元には自転車で移動できる範囲に5店舗ほどありましたが、いまでは1店舗だけです。そんな地元の1店舗も、悪党だとか出ない店だとか言われていて、実際にネットでデータをチェックしても稼働率は低いわ出てないわで、足を踏み入れるのも怖くなる店です。近くに競合店がないので当然といえば当然なのでしょう。

いまパチンコ屋へ行こうと思うと、車で30分~1時間かけて移動する必要があり、不便になったなぁと感じます。

パチンコ&スロットの台は20年でそれぞれ約3割減

パチンコ台の総数もスロット台の総数も20年で約3割減になっているようです。

数字だけで見ると、どちらか片方だけ極端に減っているという感じではなく、同じように落ち込んでいますね。スロットの台数については2006年がピークで、2009年にかけて約30%も減少し、徐々に回復していたようですが、また下り調子になっています。

これは射幸性がどうのという規制の影響があるのでしょう。2005年7月に5号機が初登場し、店舗から4号機が姿を消したのが2007年のようです。

ちなみに初代の「吉宗(4号機)」は2003年(平成15年)の6月に発売、初代の「北斗(4号機)」は2003年(平成15年)の10月に発売されていて、それらの爆発的な人気から、2003年から2006年にかけてスロットの台数が目に見えて増えていることがわかりますね……。

1店舗あたり平均台数は20年で約1.5倍

さて、パチンコ店1店舗あたりの平均設置台数を見てみると、右肩上がりで増え続けているようです。

これがパチスロ店の大型化というやつですね。

M&Aによる業界再編が進んでいるとか、半導体コストも値上がり、遊技機も値上がり、光熱費も人件費も運送コストも値上がり、スクラップ&ビルドによる経営効率化がいそがれているとか、その結果として店舗の大型化が加速していて、小さい店舗さんはメダルレス遊技機(スマスロ)のための設備投資ができず、新紙幣対応のための設備投資も厳しくのしかかってきて、、、と、調べてもなかなか明るい話題がなかなか出てきません。

パチンコ屋の利益率は倍増、ゲームセンター業界の市場規模は拡大傾向

とはいえ、「一時期と比べるとパチンコ屋の利益率は倍増している」という話も見かけました。経営効率化の側面もあると思いますが、昔と比べると「単純にお客さんが勝てなくなってお店側が儲かっている」というイメージしかわかないから不思議です。

対して、ゲームセンター業界は店舗数こそ減少していますが、市場規模は拡大傾向にあるようで、明暗が分かれていますね。

パチンコ&スロットの広告に関する規制による集客力の低下、スマホの台頭による娯楽の変化、物価は高騰し続け、給与は変わらず、税金は増え、年金は目減りし、ラッキートリガー&スマスロで気軽に遊べる機種も減っていく。

あと5年もすればパチンコ店は激減するとも言われているようで、パチンコ業界は暗く長いトンネルに入ってしまっていたのでした。

パチンコ業界の活路はどこにあるのか?

パチンコ業界に関わっているさまざまな専門家が必死になって活路を探していると思います。

客離れが進むなか、設定投入率を下げるなどして利益率をどうにか上げるしかなく、客が勝てない状況が続き、客は客でパチンコを打たずともお財布事情はますます厳しくなっていくし、遊技機の開発シーンにおいてもより一層の高い技術が求められるようになって、メーカーとしての生存競争も激しくなっていることでしょう。

オンラインカジノ方面の影響もあってか国レベルでギャンブル依存問題への対策が求められ、業界としては射幸性の低下というポーズを最大限取りながらも客離れを目の当たりにして規制緩和に動きつつありと、ほんとに色んな問題が絡まりすぎているようでした。

客側から見たパチンコ屋の変化

客としてパチンコ屋に行って気付いた変化としても、大小さまざまあります。

理由がすぐわかるものもあれば、わからないものもありますね。

あらためて書き出してみると、ふた昔まえとは大きく変わったものです。

  • 店内が禁煙になった、電子タバコはOKの店が多いようだ
  • 台に灰皿がついていない
  • 吸い殻を回収しにくる店員さんもいなくなった
  • 台の呼び出しボタンを押す機会がほぼない
  • パチンコもパチスロも機種が増えたせいで、機種ごとの台数が少ない
  • 機種の解析情報はメーカーからしか出ないうえ、小出しされるようだ
  • 新しい台がすぐにバラエティコーナーに移動していく
  • 交換率が良くなった、7枚交換とか8枚交換とかの店を見かけない
  • 消費税率10%の影響でコインが1000円で47枚とか46枚になった
  • 会員カードでの貯玉再プレイの重要性があがったようだ
  • パチスロっぽい人はまだいるようだ
  • パチンコ打ってる人が少なくなった気がする
  • スマパチ&スマスロ以外でも、玉やコインを別積みしている人が少なくなった気がする
  • 店によってはパチプロやハイエナはすぐ出禁になるようだ
  • 店によっては勝ち続けるだけでも出禁になるようだ
  • 店によっては稼働率が低すぎるので設定が入っているかもわからない
  • ジャグラーの人気がすごい、おかげでスロッターの年齢層があがったようだ
  • 北斗の人気は相変わらずなのに、吉宗はどうしちゃったんだ
  • アニメの機種が増えた
  • 店員による目押しは禁止になったようだ
  • ボーナス図柄の目押しすら不要な機種が増えた
  • 隣の人の目押しをしてあげるという機会もほぼゼロになったようだ
  • 抽選で並ぶ人の人数が増えた、一極集中になっているようだ
  • 土日祝日のほうが設定が入る店があるようだ
  • イベントが規制されていて大変そう、イベント日がほんとにわからない
  • 「示唆」「濃厚」のような単語が登場していた
  • 「PUSHボタン」が登場していた
  • 演者という人たちによって、来店イベントが生まれた
  • スロットもパチンコも演出がかなり派手になった
  • スマスロなら手が汚れないし、手間も減って便利になった
  • 「スライド打ち」という単語が登場していた
  • 「1回交換」みたいなハウスルールは絶滅したかもしれない
  • 「朝一クレオフ」とかもできなくなったようだ
  • 相変わらず、イライラしながら打つ人はいるようだ
  • 相変わらず、1日で5万も10万も負けることがあるようだ
  • 相変わらず、5万、10万ないと打てない台というのがある
  • 相変わらず、出る機種は良台、出ない機種はクソ台という風潮がある
  • 台によっては、音量を自分で調整できるようになった
  • 設定示唆という演出が登場していた
  • 有利区間という概念が登場していた
  • my差枚という時代が過ぎ去りそう
  • 「ツラヌキ」という概念が登場していた
  • 中古スロット販売の知名度がぜんぜん違う
  • 今も昔も「昔は良かった」という人がたくさんいる

最後に

パチンコ業界については、調べているとキリがありませんね。

ふた昔まえなら、業界について調べるなんて考えもしなかったと思います。近所のパチンコ屋について、あのイベントはガセだとか、あのイベントはアツいとか、ただただ客として友達と盛り上がっていただけでした。

遊技機としては、かなり開発技術が進んで、演出が派手になって楽しくなったなぁと感じます。サブ液晶がついていたり、アプリと連動していたり、あちこち光ったり、ふた昔とは全然違いますね。

この先、スロットやパチンコの演出はもっと進化していくのでしょうか?

いまの市場規模をなんとか維持できれば、将来的にはAR対応とかVR対応も夢ではないような気もしますね。

最後までありがとうございました。

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2024年7月24日スロット

Posted by shine